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chiha memo

漫画「ちはやふる」の粗筋と伏線と名言と感想の個人的メモ

第110首 おれなんかたいした人間じゃない

原田先生は勝利し、坪口は須藤に敗戦。東日本予選決勝は原田と須藤、クイーン戦予選の方は猪熊と山本という組み合わせに決まった。

西日本予選決勝で、新は村尾と対戦することになった。東日本予選の決勝カードの知らせが入った。太一の名前はない。ホッとする。が、心に影が差した。

なんでさっきホッとしたんやろ? 太一が負けて なんで……

暗記時間を利用してトイレに行き、戻って試合開始。

いつもどおりの かるたをするんや いつもの あの部屋

新の脳裏に過ぎたのは、小学生の太一と千早が対戦、新は読手……

村尾さんは いつもどおりや なのに なんでおれは

脳裏に映るのは、高校生の太一と千早の対戦、新は読手。場所はやはりボロアパート。

なんで そこにいるんや? 邪魔や 太一

新はまた札を取られる。

太一はずるいところがあって 特別 千早みたいな才能もなくって おれは見下してたんかな かるたで 太一を 友達を

小学生の時に一緒に戦った源平戦。それぞれの姿がブラックアウトする。新の目の前に並んだ札が、黒く染まる。

村尾は新の様子がおかしいことを心配しつつも、チャンスだと思い直す。しかし、正面の新の表情が、新祖父葬儀の時と重なった。お待ち下さい、と声を掛けて、新の頬をぺしんと一叩き。

「せっかくの山城さんの読みやし 戻ってこい 新」

新の目には黒く染まっていた札が、普通に見えるようになる。しかし、部屋に響き渡る程の、腹の鳴る音。顔面蒼白になり、トイレに走る新。不在中でも無常に読まれ続ける札。

ありえーーーん!! 試合中にトイレとか 何枚読まれるんやろ? 早くせな早くせな ホンマもう絶対食わん!! 由宇の料理 二度と食わんわ 由宇のバカ バカ

しかし、由宇の「母から」という照れ隠し。かるた部に入ってもいいよ、と言ってくれたのに、「ちっぽけなごほうび」と断った。

えらそうに 由宇 ごめん おれなんか たいした人間じゃない

トイレから戻ると、11枚差。空札は何枚、何が出たかは分からない。

ここから勝つイメージなんて 描けたことないわ でも なんやろう なんやろう 手放したらあかん 恥ずかしくても たいしたことない自分でも 逃げたらあかん

 

ちはやふる(21) (BE LOVE KC)

ちはやふる(21) (BE LOVE KC)

 

 

memo

吉野会大会(第104首)の回想をひきずる新。ゲリP新はコミカルだけれど哀れ……

新の試合で読まれたのは 「さびしさに」 「ももしきや」 「このたびは」 「あさぼらけ・あ」 「みせばやな」、トイレに立った後に 「たちわかれ」。