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chiha memo

漫画「ちはやふる」の粗筋と伏線と名言と感想の個人的メモ

第123首 かるたは4通りしかない

千早はスランプ。千早は白波会へ行くが太一は、と訊くも、太一は言葉を濁す。千早は太一に、周防と試合をした時の感想を問う。太一は言葉少なに答えるだけ。

「え…… どうって 取りにくいなって……」

太一は先日、周防に駅までの七分間で話を聞いていた。

かるたは4通りしかないだろう? 自分が取る 相手が取る 自分がミスをする 相手がミスをする

攻めがるたの原田は「自分が取る」で、千早も新も、たいていの選手がそうである。周防は太一がお手つき――ミスをしなかったことが不満だったらしい。太一は周防を見て思うのだった。

相手にミスをさせる そのことだけを考えるスタイルを 魅力的だと思う自分がいるんだ

 

クリスマスイブ、部員は筑波家に集合。筑波の弟達は、二階でサンタを待っている。ベランダにサンタが現れ、驚いて逃げ出す弟達。皆に促されて部屋に戻ると、音楽プレイヤーにかるたCD、かるた取り札のプレゼント。もう一つ、弟思いの筑波にもサポーターのプレゼント。

演出脚本担当の駒野は、千早サンタに話す。

「去年のクリスマスは みんな別々のクラス会だったじゃん あれも楽しかったけど…… 友達少なかったから余計に思うけど 僕には みんなで過ごせるの 夢みたいだ」

千早は、去年駒野が言ったことを思い出しながら、皆の輪に新が加わっている姿を想像する。

ここにいたらいいのにって思う人は 家族なんだって つきあいの長さも深さも関係なく

 

若宮はクリスマスも一人で練習。より寂しくなるからケーキは出すな、と母が使用人に話しているのが聞こえる。母とは家族という感じがしない。札を見ながら、詠まれた人物に想いを馳せる。

かるたの札のほうが 家族みたいや かるたの札 だけや

帰宅した祖母に質問され、札を最短距離で取る練習をしていると答える。祖母はマジックを取り出し、畳に惜しげもなく線を描いた。唖然とする若宮、母と使用人。干し柿を食べるかと訊かれ、若宮は母も含め三人で食べることになる。

 

1月10日近江神宮。千早は部の仲間達と共に、名人戦・クイーン戦の観戦へ。

 

ちはやふる(23) (BE LOVE KC)

ちはやふる(23) (BE LOVE KC)

 

 

memo

4通りのかるたのことを考える太一の背景に描かれた札は 「たまのおよ」 「なつのよは」 「さびしさに」 「ひともをし」 「わがそでは」 「わすれじの」と切なげな歌ばかり。筑波宅で「新」を想う千早だが、新がいるコマ全てに太一も描かれているという徹底ぶり。

第23巻終了。巻末四コマ漫画は、体育祭リレー本番。最終走者かなちゃんから机くんに急遽変わるが……