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chiha memo

漫画「ちはやふる」の粗筋と伏線と名言と感想の個人的メモ

第13首 おまえが笑ってりゃかるたは楽しい

部員が五人揃い、正式に部活動として認められたかるた部。千早部長案は顧問の宮内先生に却下され、太一が部長に決定。機器・道具管理に西田、書記・対戦記録管理は駒野、会計に大江、千早はキャプテンという布陣。

千早は張り切って、駒野と大江を相手に練習すると言い出す。千早が初心者の相手をしても練習にならないし、二人だって面白くないから、と止める太一。大江も無理だからと断るが、千早は引かない。

「かなちゃん 私が初めてかるたをしたときも ものすごく強い人が相手だったんだ もし手を抜かれてたら 私こんなにかるたを好きにならなかった」

勿論、新のことだ。

「私だって 手なんか抜かない 全力でやる みんなにも強くなってもらう 夏休みには5人で 団体戦で全国大会に行くの」

ひとまず、太一が初心者二人に基本的なことを教える。「定位置」の話に食いついて来たのが駒野。どうやったら自分が取りやすいか、相手に取られにくいか、左利きの自分はどうすべきかを考え始める。太一は「向いてる」と確信する。千早も嬉しくて仕方ない。

新 私にも仲間ができたよ 一人じゃないよ 新からもらったものが広がってくよ

 

練習を積みたい五人は、真島邸に集まっての合宿を計画。他部員より先に到着した千早は、久しぶりに太一の部屋を見たいと言う。が、太一が手を掴んで止める。

「あのな 男の部屋なんかポンポンはいるもんじゃねーし おれだって入れねーよ」

ちょうど玄関チャイムが鳴り、太一が応対に行ってしまう。千早は背中を見送りつつ、手の感触を意識する。

合宿は一泊二日。15試合組んだうち、駒野と大江は出ずっぱり。強くなって欲しいとの一心で千早の指導に熱が篭るが、二人は限界でふらふら。太一が千早にストップをかける。疲れのあまり食事中に居眠りまで始める二人に、立場のない千早。思えば昔から「かるたのことしか見えてない」と言われ、誰もかるたを続けてくれなかったのだった。

既に布団に入っていた真夜中に、千早は起こされる。五人が顔を揃えたところに、フルーツてんこ盛りのバースディケーキ。日付が変わり、千早16歳の誕生日。太一が西田に頼み、買って来て貰っていた。仲間達が駄目な自分を祝ってくれることに、千早は涙。太一は一言。

「千早 おまえが笑ってりゃ かるたは楽しい」

笑顔を取り戻した千早を、太一も嬉しげに見守っているとメールの着信があった。同時に、千早がスプーン一掬いを太一に差し出しつつ、「ウソ、あげない」と自分の口に運ぼうとする。その寸前、太一は千早の手を掴み、ケーキを食べてしまう。間近で見詰め合う二人。何も残っていないスプーンに見入る千早に、太一は携帯電話を押し付ける。新から太一に宛てたメールだった。

太一 この前はごめん。千早に誕生日おめでとうって伝えて。 綿谷 新

最高の誕生日だと、千早は胸を熱くする。

 

ちはやふる (3) (Be・Loveコミックス)

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memo

冒頭、お着替え中の太一ショット。あと、真島邸がデカ過ぎる。太一が千早の手を掴んだり、間接キスでどきどきさせる事件が立て続けに発生するが、千早がメールを読んでいる時に背中を向ける太一がもどかしいというか何というか。

机くんとかなちゃんに説明を始める際、太一の手元にちらっと見えているのは 「たきのおとは」。机くんの背景に描かれているのは 「はなさそう」 「もろともに」 「ながからん」 「ひとをもし」 「このたびは」 「なつのよは」、手元には 「よをこめて」 「つくばねの」 「ちぎりきな」。合宿中にかなちゃんがうなされているのは 「ながらえば」。