chiha memo

漫画「ちはやふる」の粗筋と伏線と名言と感想の個人的メモ

第131首 私が大好きなかるたの世界

運命戦。原田先生は一枚取れば名人に、負けても五試合目がある。周防は後がない。読手が口を開く。原田の方に、周防の手が伸びて来たような感覚があった。しかし、空札。周防は実際に動いてはいなかった。次の札でも、周防は動かない。

しかし 向かってくる 気持ちが… 気持ちが この札に…

原田がそう感じるのは、原田自陣の札だ。

”名人”に執着するのは 私だけじゃないってことか

原田は太一に言った。「助けられたほうが強くなれるんだ」と。

私だろう 私のほうだろう 思いが強いのは 私のほう――…

周防がフッと動いた。原田は自陣の「なにし」を押さえたが、読まれたのは「なにわがた」。原田はまさかのお手つき。

周防さん まさか ここで こんな場面で ”ミスをさせるかるた”を 原田先生を誘って引っかけた

食い入るように周防を見詰める太一。絶望しているような表情の千早。

 

千早はロビーに出て一人座り、怒りに震える。

どうして どうして 私 男子じゃないんだろう 私が 私がやっつけたい 倒したい あんな人が名人なんて 許せない 私が大好きなかるたの世界で 一番強いのがあの人なんて

若宮のインタビューが始まった。

「猪熊遥さんの強さは 戦ってよかったと思える強さでした」

以前に山本と対戦した時は、心の篭らない適当な感想だったのに、と知る者が驚く。若宮は毎年「勝てたのは側にいる人の助けのおかげ」と言っていたが、それも適当だったと告白。

「今年は すこし 側にいる人のおかげで 勝てました 来年のクイーン戦が すこし 楽しみです」

千早が襷に仕立てたのは、ダディベアの名前入り生サインが入った大切なハンカチ。若宮に気持ちが伝わったのだ。

私が戦うのは 私が大好きなかるたの世界で 一番強いもう一人 それだけだ それだけでいいんだ

千早は歯を食いしばって泣く。

名人は 名人のことは

太一が千早の姿を見つけた。千早は咳の音に振り向く。新が会場に駆け付けたのだった。

 

ちはやふる(25) (BE LOVE KC)

ちはやふる(25) (BE LOVE KC)

 

 

memo

緊迫感溢れる運命戦で読まれた空札は 「しのぶれど」 「こいすちょう」。

試合後の場面、「名人は」で太一が現れ、新アップのコマを挟み、「名人のことは」のコマはまた太一。第124首の札ボーイ札ガール話での想像シーンと合わせると……