chiha memo

漫画「ちはやふる」の粗筋と伏線と名言と感想の個人的メモ

第144首 最後の1年をみんなと戦いたい

原田先生が白波会に来ると、千早が久しぶりに顔を出している。弟子が情報をくれる。

「まつげくんが退部して 千早ちゃんが休部してる? 瑞沢かるた部を!? なに? なに? アレか? まつげくん 千早ちゃんにふられたか?」

千早は虚ろな様子でかるたを混ぜ、対戦相手にも不審がられる。

札って… こんなだった? 冷たい 硬い 重い…

一枚取ってみて、ビクッ、と取り落としてしまう。

「ちょっといいかい いまからでも 対戦相手の変更」

そう言いながら原田が来て、正面の対戦相手が変わった。原田は派手に叩きのめす。

「千早ちゃん どんなに調子悪くても また来なさい いつでも君には全力で取るよ」

帰り道で千早は取り口について反省。

調子が悪いとき 自分がどうなるか考えるんだ 考えるんだ 考えるんだ

涙を浮かべ、食いしばる。

札があんなに重いなんて 冷たいなんて あんなに痛いなんて

真っ黒なかるたが降って来る。

刻むんだ

 

千早は勉強するのが習慣付いて来た。かるた部を休部するだけで、成績は爆上げ、体力も持て余している。急に立ち上がり、走って向かった先はかるた部の部室。窓から練習の様子を覗く。一試合終わり、皆が「感想戦」を始めた。駒野、西田、大江……

ああ…… ”3年生”の顔だ みんなもう ”3年生”なんだ 最後の1年……

部室前に座り込んでいると、深作先生が来た。

「私 すごい集中して 勉強に逃げてたんですけど 勉強すればするほど 本は 言葉は 文字は こんなにはいらないなぁって……」

かるたの読みを聞きながら思う。

31音でいい 6音でいい 5音でいい 4音でいい 3音でいい 2音でいい 1音で

「せ」の札をぴっと取る、イメージ。

 

ある早朝、宮内先生は綾瀬邸を訪ねる。しかし、心配するまでもなかった。千早は自主的に、全国大会東京都予選の会場に来ていた。

札はまだ 黒いかもしれない でも 最後の1年を みんなと戦いたい

千早が袴姿で待っていると、Tシャツ姿の部員達が来た。参加校が増えてスペースもなく、ルールも大幅に変わり、この日はまだ一次予選。別の日に二次予選があると言う。メンバー表も提出済みなので、千早は表から漏れた最下位の十将、と大江の対応は厳しい。ただ、千早に背中を向け、大江も花野も筑波も泣いている。駒野や西田も、千早が来たことを喜んでくれているよう。

みんな ごめんみんな ごめん 最後の1年を みんなと戦いたい

 

ちはやふる(28) (BE LOVE KC)

ちはやふる(28) (BE LOVE KC)

 

 

memo

原田先生、速攻で恋愛問題と断定。しかも、太一が千早にふられる前提。千早が重いと取り落としたのは 「わすれじの」。吹っ飛ばされているのは 「こころあてに」など。先生との対戦でミスしたのは、 「なにわえの」と 「よのなかは」で、恋に悩む歌と現状維持を願う歌。