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chiha memo

漫画「ちはやふる」の粗筋と伏線と名言と感想の個人的メモ

第151首 勝つことでしか報われない

北央は選手層が厚いが、部員集めが楽なわけではない。一年生は全員、ヒョロが集めて来た。ヒョロは後輩の面倒見が良い。須藤のような実力のあるリーダーは抜けたが、今の方がチームとしての完成度が高いと、持田先生は見ている。千早もそんなヒョロを観察していた。

すごいね ヒョロくん 伝わってくるよ チームからの信頼と チームへの気配りが 太一みたいだ

千早はチームメイトの戦況を確認。ヒョロの目に、千早が太一と重なって映る。筑波は大江に代わって出て、気負っていた。千早が声を掛ける。

「筑波くん 息吐いて 吐き切って」

息の話は、田丸もさっきされた。駒野や西田にも記憶がある。太一はよく、こう言っていた。

息をしろって言ったら たいていの人は思いっきり「吸う」けど 大事なのは まず吐くこと

千早は仲間を元気付ける。

「さあ リズム取ってくよ!」

払った札を取りに立ち上がり、戻りながら仲間達の背中をポンポン叩く。これも太一がやっていたこと。大江は息を呑む。

千早ちゃんは もう ないと 思ってるんだ 真島部長が 瑞沢かるた部で一緒に戦うことは もう ない もう いない

千早の目に涙が浮かんでいることに、皆も気付く。筑波が一枚取って、声を上げる。田丸も次に向けて息を整えるが、太田がまた嫌味を飛ばして来る。田丸はそれでも連取。

仲間外れにされても 辞めなかったかるた 私が本当になりたかったのは 褒められる人? ちがう ちがう 強くなりたくて がんばってきたことは だれに褒められなくたって なくならない

千早が一勝目を決めた。北央としては、誰かが負けたらターボをかける。駒野が取られ、流れを切ろうと立ち上がる。足の甲に出来たタコが目に入った。以前、大江に励まされた。

畳の上で何年も正座をしてきた足です タコができるまでがんばりましょうよ

駒野は喝を入れ続ける。「よし1枚! 追い上げるよー!」

ずっと 綾瀬の強欲に引っぱってもらってたけど タコだってできた これはもう 僕のかるた道だ

西田も取りつ取られつながら戦う。

不器用な綾瀬が 真島みたいな調整役をして いまある戦力で勝とうとして

観客席から「いい試合」だと感想が漏れる。

いい試合とかどーでもいいんだよ 勝つことでしか報われない そういう勝負をしてるんだ

 

ちはやふる(29) (BE LOVE KC)

ちはやふる(29) (BE LOVE KC)

 

 

memo

読まれた札は 「たちわかれ」 「しらつゆに」 「ひとはいさ」 「たれをかも」 「めぐりあいて」 「なつのよは」 「わたのはら・や」。実質、ヒョロの回。ただ、準主要キャラとはいえ、冗長に感じるなあ……