chiha memo

漫画「ちはやふる」の粗筋と伏線と名言と感想の個人的メモ

第155首 努力でたどりつける最高点

撮影現場に若宮が現れた。察するに、当初は若宮に話が来ていたらしい。いじける周防だが、若宮のフォローで「嫁……」と即座に立ち直る。スタッフから太一にも指示が来る。

まさか おれ一人が 名人とクイーンに フルボッコにされる係!? テレビに映って!? やだよそんな

嫌がる太一に、周防が声を掛ける。

「僕は 自分のことは天才だと思うけど 詩暢ちゃんはちがうと思う あれは 努力の人だよ」

大人しくテレビカメラの前に座ることにした太一。撮影では見栄えのする一字決まりが読まれ、スタッフは周防の速い取りに感心。一字決まりと分かっていれば、太一もそうと読んで取れる。若宮の進言で二字決まりや三字決まりに変えると、時間差が明確になった。

数字で出ると実感するな 周防さんのすごさ ああはなれない ああはなれない…

続いて、若宮対太一。一字決まりと分かっていても取れない。取れる気がしない。

”詩暢ちゃんのは 音のしないかるた”

千早は以前そう評していたが、今なら分かる。

努力でなれるもんか!? ウソだろ

映像を見返すと、ハイスピードカメラでもブレている。

中指で札の隅をはじいてる 最短距離の一点を 音を聴く力はおれと変わらなくても 動くスピードと正確さがちがうんだ 若宮詩暢の能力は 後天的なもの 努力でたどりつける最高点――

若宮は祖母に勧められ、取材を受ける気になったのだ。まずは、かるたで有名になること、と。

おばあちゃんに乗せられてここに来たけど 毎年恒例の鳥人間コンテストを振って ここに来とるんや 意味あるもんにするしかない

若宮の中で、鳥人間コンテストと高校選手権はセットだ。若宮が太一のことに気付いた。

「あれ あんた 千早んとこの… 東京の瑞沢の人やないか あれ? 今日いうたら 団体戦の日でもあるんやなかったか?」

団体戦を放って何故ここにいるのか問われ、太一は上手く答えられないが。

「…… わかんないけど 意味のあるものになる気が する」

周防は和菓子を頬張りながら、太一を見ていた。

やっぱりテレビはわかりやすいな 全部 数字と理屈にして説明してくれる 彼に合ってる

 

団体戦は二回戦。予選と違い1年生をメンバーに入れつつ、何とか突破。三回戦は前年も戦った千葉情報国際高校。全くの初心者だった波田は落ち着いて取っている。

3勝は先輩たちがしてくれる 覚えておくんだ 先輩たちがいなくなっても いてくれる今日のように かるたを取るんだ

富士崎はA級揃いだった前年に比べて小粒。成績不振は困る。桜沢先生が顧問を辞めるかもしれないという噂、結婚するという噂があるという。

 

ちはやふる(30) (BE LOVE KC)

ちはやふる(30) (BE LOVE KC)

 

 

memo

読まれたのは、対周防で 「すみのえの」 「ほととぎす」 「かささぎの」、対詩暢で 「むらさめの」 「さびしさに」。近江神宮では 「はるすぎて」 「たちわかれ」 「みかきもり」。

詩暢ちゃん、よく太一のことを覚えていたねw 瑞沢優勝時の団体決勝戦しか見ていない筈なのに。しかも、瑞沢が今回も東京代表なことや、太一がまだ高校選手権に出場しそうな学年=同い年ってとこまで把握! と突っ込んでおくよ。