chiha memo

漫画「ちはやふる」の粗筋と伏線と名言と感想の個人的メモ

第201首 道路を開通させる

 千早はリズムを整え、順調に取り始めた。

結川さん相手に 実行できなければ 詩暢ちゃんを前にしてできるわけがない 敵陣に手を出しすぎるな フライングを自分に許すな しっかり聴いてからでも 取れる札は取れる

「こ」が4枚あったが、暗記が得意なわけではない、と駒野は分析。

「道路を開通させる」くらいの労力で 札と自分を結んでんだよ ”感じ”がいいから お手つきも多い だからせめて覚えまちがいがないようにって ずっと――

結川が札を移動させた。2パターンの配列を持っているので、今度は左陣を薄く。千早は引き攣りつつ、立ち上がって一呼吸。「ちはや」の文字が入った襷を締め直す。

綾瀬は―― ”感じ”のいい選手特有のお手つきは多いけど じつは札の場所が混乱しての お手つきは多くない あるんだ綾瀬には かるたにおいて じつは”感じ”より大事かもしれない才能が―― 忘☆却☆力

千早はすっきりした表情で座り直す。

 

太一はミスもなく、取りこぼしもなく、良いかるたを取っている。しかし、3枚差が縮まらない。

新の集中を 鋭さを 正面から受け止めるな おまえがどんなにすごかろうがどうでもいい 新なんか どうでもいい

周防の「勝ちも負けもどうでもいい 手放せ」のことを考える太一。

執着を手放せ どうでもいい

次々浮かぶ周防の言葉。

あ でも 君はぼくの弟子じゃないか

ほんとの君はさ

 

千早は敵陣右下段から一字決まりを抜く、白波会仕込みの攻め。「ほ」札を手にする千早を、太一が見る。

勝ちも負けも どうでもよくない どうでもよくない

千早の送り札は「せ」。狙われるのが分かっているので、結川は焦る。駒野も注目。

綾瀬はけっして器用じゃない でも根気よく ごりごりと道路を引く

そんな千早を見ている若宮が引く道路も、千早に続いている。若宮はそこで受付に呼ばれ、渋々退室。

結川は必死に食らいついているが。

ああ このレベルで競い合っていけたなら 若宮さん以外とも競い合っていけたなら 私だっていつか 神様の列に

千早が敵陣の「たご」を取る。勝利して札を引き上げて来た千早を、若宮が見る。が、千早はすぐさま扉の窓に張り付く。

太一と新の試合は、太一が「ふ」「ちぎりき」「せ」の三枚、新が「ちは」一枚という局面。

 

 

BE・LOVE 2018年14号7月15日号 [2018年6月30日発売] [雑誌]

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memo

クイーン位挑戦者は二連勝した千早に決定。札との繋がりについて、詩暢は絹糸のように繊細な線というイメージなのに対し、千早は強欲な性格を表すような太い線、しかもガテン系でショベルカーでごりごりと。

太一と新はお互いに自陣はきっちり取っているので、新は敵陣を抜けず「ちは」を送る機会が無かったということか。「ちは」が最後まで読まれなかったら、新は負けそう。もしくは、「ちは」に拘り、「ちぎ」が読まれたのに手を出してお手付き、というパターンになるのか。他に残っているのが、千早の得意な「ふ」と「せ」というのも意味深。何度も言われているが、もう出札次第だね。

思えば結局、千早の試合で「ちは」が読まれることなく終わってしまったわけだ。二人が「ちは」を取り合うのを、千早が熱く見守る流れなの? この展開って……

千早の襷の文字がわざわざ描かれている。男子が第三戦までもつれ込んだ場合、登場しそうだ。千早が締めて勝利した縁起の良い襷だ。長さが合うのかは知らないが、太一の鉢巻にする案に一票w もし千早がそれを新に渡すようなら、千早は白波会から追放ものだし、作ってくれた宮内先生にも失礼なので、そこまで馬鹿じゃないと信じたい。

読まれた札は「こころあてに」「わびぬれば」「たきのおとは」「ほととぎす」「もろともに」「みよしのの」「このたびは」。千早が勝利を決めたのは、富士山の「たごのうらに」。