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chiha memo

漫画「ちはやふる」の粗筋と伏線と名言と感想の個人的メモ

第66首 これが私のチームだよ

ロビーに居た千早の耳に、新の声が届いた……気がしたが姿はない。新のことを気にしている千早を、太一が不機嫌に注意する。富士崎高校にはA級が五人もいるという報告を受けたばかりだ。他にも強豪が多く、新のことなど考えている余裕はないのに。

でも 本当に…… いたらどうする? 新が見に来てたら――

新は陰で村尾と会っていた。運営委員で忙しい村尾は去り際に一言。

団体戦は高校かるたの華やけど 純粋な強さを追及するなら個人戦や 新も明日に備えて早くかえれよ」

新が外に出ると、中学で一緒だった翔二率いる福井代表の藤岡西チームと出くわした。登録三人だけのうち、一人の到着が遅れているらしい。翔二はメンバーを集めるのに苦労したので、一試合もせず帰りたくない。新は頼み込まれ、替え玉として団体戦に出ることになってしまった。

千早と太一の試合見にきただけなのに せめて途中でバレて失格にならないように――

太一は自分が言っておきながら、観客席を気にしてしまう。そして、千早に注意される。

「太一 よそ見しないで もし新が見にきてたら これが私のチームだよって 強いでしょって 自慢するんだから」

その新は、眼鏡を外し、マスクをかけ、替え玉として参戦中。他に影響を与えないよう勝ってはいけないので難しい。やる気のなさが相手に伝わり、苛々させてしまっている。とりあえず自陣の一字決まりは、ろくに札が見えなくても身体が動く。

なんかまえにもあったな メガネなしで かるた取ったこと……

勿論、小学生の頃の、太一と千早との思い出のことだ。そして、その時に思った。

チームになってみたくての

翔二は新よりも先にA級になったが、一勝も出来ていない。周りにはそういう人が意外と多い。

不思議やけど 3人やったらけっこう勝てたんや 名人目指さんでも 5人えんくても楽しいかるたができたんや

三人しか出場しておらず一敗も出来ないのに、翔二の負けが決まった。一人残った柾のことを考え、新は眼鏡をかけて本気で取り始める。しかし、運営側にいる栗山先生にあっさり見つかった。

藤岡西の敗退は決まってしまった だけど 対戦相手に誠意を チームメイトにまだやれるっていう気持ちをあげたい 伝えたい なにかをあげられるほど強く

新につられ、柾の流れまで良くなった。翔二は驚く。

違うんだ パワーが これが名人目指してかるたやってるやつなんだ

新は15枚差から逆転勝ち。柾も嬉しい勝利。だが、栗山に早速呼ばれる。

「メンバーの替え玉は立派な不正や~~ わ… わわわわ わ… わわわ… わしが知ってしまった以上 あやふやにはできん…… 藤岡西の厳重注意はもちろん 新くん… 明日の個人戦 出場停止かもしれんぞ……」

 

ちはやふる(12) (BE LOVE KC)

ちはやふる(12) (BE LOVE KC)

 

 

memo

新の試合で読まれているのは 「こいすちょう」 「きりぎりす」 「ほととぎす」 「たちわかれ」 「ゆらのとを」 「やまざとは」。栗山先生が終始可愛い。