chiha memo

漫画「ちはやふる」の粗筋と伏線と名言と感想の個人的メモ

第78首 もっと歌を聴いて

西田の相手は、低い体勢からの取り。背中が強そう。駒野が対戦する山井はおネエキャラなのに、取りが力強い。筑波は相手の変人チックな取り方にドン引き。太一も江村の技に苦戦。

に……二字決まりでも囲み手……!! 速く出て速く止まって…… そんなことがこのレベルでできるのか 身体が強いんだ 体幹が――

富士崎の桜沢先生は、身体を壊すことなく長くかるたを続けて欲しいという思いから、体力作りを重視。ストレッチにランニング、筋トレ。美しくスタイルの良い桜沢の元、江村も部員も皆きつい練習に耐えて来た。

取られてばかりの千早だが、空札が続くうちに気付く。大江が言っていた。

私の大好きな読手の山城さんは 多彩なんです 声が 響きが

大江に教わってから、千早は「ちはやふる」だけが真っ赤に見える。

私もイメージの強い札何枚かは色で見える でも 読みにも色が…… 聴いてる――?

観戦中の若宮の認識でも、山城読手の読みには情報量が多い。

ほかでは負けんと思えても 山城さんが読手の試合では 周防さんはやっかい……

山城読手は、理音が小さな頃から天才だと期待している。しかし、理音は読手の読みが綺麗ではないと途中で投げやりになってしまう。一日五試合も六試合もある大会は読手が変わるので、理音は優勝したことがない。

苦戦する瑞沢メンバー。千早はふと、観客席の大江に目を向ける。大江は静かに目を閉じている。

千早ちゃん もっと歌を聴いて もっと もっと 歌を

千早も目を閉じ、ふーっと息を吐く。耳を澄ませる。

雨が上がった 日が暮れた 汗のにおい 畳のにおい 札のにおい エアコンの音

百人一首で描かれる風景。

夏 嵐 鳴き声 響き さびしさ 桜 友 黒 会いたい 会いたい気持ち 炎

子供の頃の新が浮かんだ。そして、一枚抑える。

音と色とつながる歌が私にはたくさんはない こんな取り方 危なくて何度もできない でも 先生 流れはこうやって引き寄せるんですよね 先生

千早は果敢に敵陣に攻め込む。が、相手と接触し……

 

ちはやふる(14) (BE LOVE KC)

ちはやふる(14) (BE LOVE KC)

 

 

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読まれたのは 「あわれとも」 「みよしのの」 「うかりける」 「みせばやな」 「しらつゆに」 「おくやまに」 「なにわえの」、最後に攻め込んで行った札が 「わたのはら・や」。かなちゃんが言い続けて来たことが、じわじわと効果を発揮して来てるよね。

第14巻終了。巻末四コマ漫画のネタは、睫毛の長さランキング、アニメ化で騒ぐ千歳、かるた選手権を甲子園に例えると。